女流棋士は、振り飛車党の割合が非常に高いと思うのですが、それはなぜだと思いますか。
特に相振り飛車が多さは異常に感じました。振り飛車しか指さない、と主張しているかのようです。
男性棋士で、そういう人は少ないのではないかと思います。
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周囲の相手がみんな強いと自然と振り飛車党になりやすいです。
小さい頃から同じくらいの強さの相手とたくさん将棋を指せた人は居飛車党になりやすく、将棋を棋力の上の人から教えられ、周りも自分より強い人の方が多かった人の場合は、振り飛車党になりやすいです。
女性の場合、環境としては圧倒的に後者のような状況が多いでしょうから、振り飛車党が多いのはそのためでしょう。
自分は高校に入ってから将棋を始めましたが、周りのみんながやってくる棒銀戦法の受け方がよく分からなくて、飛車を振るようにして対策するうちに振り飛車党になりました。
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個人的意見ですが、最新の居飛車系戦法(横歩取り・角交換など)は、
序盤から1手1手の選択が、勝負を決してしまうぐらいの厳しさがあります。
その点では、一般的な振り飛車戦法は、(ただし、ゴキゲン中飛車は除く)
とりあえず、囲いを構築するまでは、あまり過激な展開にはなりにくいですから、
女流棋士からすれば、「落ち着いて考えられる・戦える」という、
心理的な安心感があるのではないでしょうか。。。
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実際は女流棋士に聞くのが一番ですが、振り飛車は、vs居飛車の場合、相居飛車に比べて、序盤の落とし穴が少ないと思われるからです。持久戦にしてくれるのならば、なおさらです。誰の発言かは忘れましたが、斎田晴子・女流五段などの師匠・佐伯昌優(よしまさ)九段は、「男は居飛車、女は振り飛車」と教えていると聞いたことがあります。中村修九段や、北浜健介七段は、居飛車党(中村さんはいろいろな将棋を指す印象があるが)。高橋和・女流三段(引退)さんや中村真梨花・女流二段は振り飛車党。他の先生はわかりませんが、そういう指導をしている人がいるかもしれません。
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