2012年2月25日土曜日

将棋のプロを子供の時から目指すといくらかかるのでしょうか?

将棋のプロを子供の時から目指すといくらかかるのでしょうか?

質問失礼します。

知らなかったのですが、段?を取るにもお金がかかり、取るのをやめたと

どこかのブログで見かけてちょっと疑問が浮かびました。



子供の頃にプロを志して、道場に通ったりしていたら

どれだけお金がかかるのでしょうか?



フィギュアスケートとかは毎月何百万ってかかるらしいのですが、

将棋はプロになるまでや、毎月どれくらいいるのか

どなたか教えてくださると嬉しいです。



どうぞよろしくお願いいたします。


|||



子供が将棋やっています。

うちはたまたま、自分からやりたいといって道場がよいしていますが、周囲には「親が子供をプロにしたい」熱心親子がたくさんいます。

自分で本が読める(勉強できる)年齢より、はるか前の年代から始めていますから、独学なんてとてもとても。

親はみんな、「将棋ってお金かかるよねー」と言い合っていますよ。



千駄ヶ谷の将棋会館道場でやっている子供スクールには、とんでもない遠方から月2回通っているお子さんがたくさんいるし、

子供スクールと、栄光ゼミナールが始めた「スーパー将棋セミナー」両方通っている子、

子供スクールと地元道場通い、

道場も、強い子や大人が集まる評判のよいところへわざわざ通わせます。

月謝や席料より交通費の方が高い、なんて人も多いです。

大会遠征費だってばかになりません。



将棋がピアノやスイミングよりお金がかかって、親も忙しいなんて、始めるまでわかりませんでしたよ。

まあ、フィギュアよりは全然かからないですけどね。



しかし、将棋でプロになるのは東大に入るより難しいといわれるほどの超難関です。

お金をかけても、才能があっても、挫折する人の方が圧倒的に多いと思うと切ないですね・・・



もしお子さんが女の子なら、少しは希望が持てますけど(女流のほうがプロになれる確率が高い、しかし女流は将棋だけで生活はできないようです)。



|||



この答えはピンからキリまでと答えておきましょう。



なぜなら良い先生につけば何百万円とかかるからです。また才能があり独学なら推薦で(無料)

でプロになった人もいるからです。プロ崩れの指導棋士を自宅に呼んでマンツーマンで鍛えるなら

相当お金がかかります。お金持ちはプロの先生を雇います。あんまりお金をかけたくないのなら

道場に通わせれば年間数万円で済みます、但し才能が無ければ何年も何十年もかかります。

プロ棋士になるにはまずお金ではなく才能なのです。


|||



sgx4500さんの回答はほぼ完璧ですね。



追記すると、奨励会入り後は記録係の日当が6000円か1万円くらいでますから、

(アルバイトの意味もありますが、勉強というか修行の意味合いが強い)

全くの無収入というわけではないです。



将棋の本は今は1000円から1500円くらいが多いです。3000円以上の本などは図書館を利用すればいいでしょう。



あと、道場などは大抵、子供は半額だったりします。500円くらいが多いです。

また、月極料金などもあって、大人で6000円~1万円で1ヶ月通えたりします。





最近は奨励会のレベルが上がったので、その前段階として研修会というものがあり、関東、東海、関西にありますが

現在、関東研修会への申し込みは人数増加のため受付をしていません

研修会の費用は



試験料2万円

入会金 3万円

月謝

1万2千円(東海のみ1万円)(女子6千円) です。



更に初心者から初段までは子供将棋スクール(対象:小学生)というのもあります。

入会金:7,000円 月会費:5,000円

まあ、プロに教わると上達は早いかもしれませんが習い事感覚ですね。

プロを目指すなら独学で強くなれるくらいでないと厳しいでしょう。

但し、奨励会試験は香落があるので、試験が狙えるまであと一歩くらいの実力がついたら

研修会に入会した方がいいとは思います。


|||



段を取るのにお金が掛かる、のではなく、段の免状を

将棋連盟に発行してもらうのにお金が掛かるのです。

免状は自己満足の世界で、必要はありません。



道場で段を認定してもらうには席料以外お金は掛かり

ませんし、免状の有無はプロになるのに全く関係ありませんから、

免状の費用は考えなくても良いです。また大きな大会で

好成績を上げれば、無料で段位の免状を貰えたりします。



羽生さんは、毎週土曜日に道場に連れて行ってもらったそうですが、

小中学生なら席料1回500円として、月2000円くらいです。

あとは本を読んで勉強したそうです。



今ならインターネット将棋で、無料で強い相手と指せますから、

道場に通わずとも(=全くお金を掛けずに)強くなれます。

将棋の本を読んで勉強すると、早く強くなれますが、これも

図書館に行けば無料です。



ただ本当に強くなって、奨励会に入り本格的にプロの道を

目指す、ということになれば、奨励会の入会試験に3万円、

合格したとして、入会金10万円と、会費が年間12万円掛かります。



極端な話、独学のみで強くなったら、奨励会の費用以外は

一切掛かりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿